


こんにちは!岡山県で活動中の
パーソナルカラー講師 hitomiです。
ネットやSNSの普及によって、今や「イエベ春」「ブルベ夏」といったパーソナルカラーの基本
『4シーズン分類』は、一般の方にも広く知られるようになりました。
ですが、私が採用しているグラデーションカラー診断では、お客様をこの4つの箱のいずれかに無理に当てはめるような診断はしていません。


なぜなら、似合う色の境界線は、本来グラデーションのようにつながっており、「4シーズンにはどうしても分類できないお客様」が世の中にはたくさん溢れているからです。
「じゃあ、どうして今さら4シーズンの解説をするの?」と思われるかもしれません。
理由はとてもシンプルです。 パーソナルカラーの標準である「4シーズン」という共通言語をプロとして深く理解しているからこそ、そこに分類できないお客様の「なぜ似合わないのか?」をきちんと理論で説明することができるようになるからです。
そこで今回から全5回にわたって、プロのカラー講師である私の視点から、あえて【4シーズンの徹底解説シリーズ】をお届けします!
※パーソナルカラーの分類方法や捉え方は流派や個人によって様々ですが、このシリーズでは「世間一般で広く認知されている多数派の解釈・基本知識」を客観的におさらいとしてまとめていきます。
4シーズンの基本の楽しさを、まずは一緒に紐解いていきましょう♡
1. 「4シーズン」は4つの属性(要素)の組み合わせで決まる
4つの季節の分類は、色彩学に基づいた「4つの属性(要素)」がどのように組み合わさっているかによって、以下のように整理されています。
- ベースカラー:黄み寄り(イエベ)か、青み寄り(ブルベ)か
- 明度:低〜高までで表す似合う明るさの段階
- 彩度:低〜高までで表す似合う鮮やかさの段階
- 清濁:クリアな色(清色)か、くすんだ色(濁色)か
この4つの属性の組み合わせパターンは、一般的に以下のように定義されています。
・イエベ春(Spring):
【イエローベース × 高明度 × 高彩度 × 清色】
・ブルベ夏(Summer):
【ブルーベース × 高明度 × 低彩度から中彩度 × 濁色または清色】
・イエベ秋(Autumn):
【イエローベース × 低明度 × やや低彩度から高彩度 × 濁色または暗清色】
・ブルベ冬(Winter):
【ブルーベース × 低明度または高明度 × 高彩度 × 清色】
このように見ると、それぞれのシーズンが持つ色の特徴や魅力が、理論的にすっきりと整理されているのが分かりますね。
2. 4シーズンのわかりやすいイメージ
もっと分かりやすく、各シーズンのイメージワードやイメージカラーを図で見て、頭の中に描きやすくしてみましょう。
スプリング




イメージワード:春のお花畑のような明るくてポップな色。フレッシュ、アクティブ、元気、楽しい、みずみずしい
サマー




イメージワード:梅雨時期の紫陽花のようなスモーキーな色。上品、優しい、清楚、淡い、涼しげ、しとやか
オータム




イメージワード:野山の紅葉のような深みのあるリッチな色。温もりのある、ナチュラル、アンティーク、ゴージャス
ウィンター




イメージワード:白い雪に映える真っ赤なポインセチアの色。クール、華やか、あでやか、インパクトのある、モダン、個性的
3. 4シーズンとトーンの基本対応表
ここからはいよいよ、1で紹介した属性の組み合わせが、私たちが現場で使う「明度と彩度のバランス(トーン)」においてどこに位置しているのかを見てみましょう。
こちらは、特に過去他サロンで診断を受けられているお客様の結果を分析するときに大切だと感じている知識です。
| シーズン | 対応トーン(PCCS) | 特徴 |
|---|---|---|
| イエベ春 (Spring) | ビビッド(v)、ブライト(b)、ライト(lt)、ペール(p) | 明るく、鮮やかでクリアな色調 |
| ブルベ夏 (Summer) | ペール(p)、ライト(lt)、ブライト(b)、ライトグレイッシュ(ltg)、ソフト(sf)、ダル(d)、グレイッシュ(g) | 明るく穏やかな、スモーキーな色調 |
| イエベ秋 (Autumn) | ライトグレイッシュ(ltg)、ソフト(sf)、ダル(d)、グレイッシュ(g)、ストロング(str)、ディープ(dp)、ダーク(dk)、ダークグレイッシュ(dkg) | やや明るい〜暗い範囲の落ち着いた、深みのある色調 |
| ブルベ冬 (Winter) | ビビッド(v)、ディープ(dp)、ダーク(dk)、ダークグレイッシュ(dkg)、ペール(p) | コントラストが強く、はっきりとしたシャープな色調 |
4つの枠が「重なる」グラデーションの世界へ
こうして属性やトーンで綺麗に分類してみると、それぞれの季節の美しさが際立ちます。
ですが、例えば秋の「やや明るい〜暗い範囲」という特徴を見ても分かるように、色の要素はとても幅広く、お互いにグラデーションのようになだらかに繋がっています。
トーン一覧を見るとよく分かりますが、サマーの「ライトグレイッシュ、ソフト、ダル、グレイッシュ」は、なんとオータムのトーンにもそのまま同じものが含まれていますよね。
ベースが違っていても、この「くすみ感(濁色)」という共通の魅力を持っていることで、夏の色も秋の色も心地よくお似合いになる方もたくさんいらっしゃいます。
4シーズンという素敵な基本を大切にしながら、さらに一人ひとりの「その人だけの魅力」に寄り添っていくにはどうしたらいいか。そんな一歩進んだグラデーションのカラー診断の楽しさは、この連載の最後(第5回)でじっくりお話ししますね!
次回からは、それぞれのシーズンの魅力をさらに詳しく深掘りしていきます。



まずは【第2回イエベ春(スプリング)の特徴まとめ】です。
どうぞお楽しみに!












