


4シーズンを、プロの視点から紐解く連載シリーズ!最終回は「ブルベ冬(ウィンター)」の深掘りです。
クール、シャープ、モダン、華やか……といったドラマティックなイメージワードで語られることが多い「ブルベ冬」。存在感のある凛としたスタイルがとても魅力的ですが、現場で活用するためには「なんとなくのイメージ」ではなく、色彩学に基づいた定義を理解しておくことが重要です。
今回は、きりっとした冬の空気や氷のようにクリアな「ブルベ冬」の色の属性と、「現場で感じるグラデーションの面白さ」についてお話しします。
1. 「ブルベ冬」の基本的な定義
ブルベ冬の定義は、色彩学で言うと【ブルーベース × 低明度(および高明度) × 高彩度 × 清色】です。
一言で表すと「青みがあり、暗め(または白に近い明るさ)で、鮮やかなクリアな色」が得意なエリアです。




真っ暗な色や鮮やかな色だけでなく、氷のように冷たく淡い「アイシーカラー(高明度)」が得意なのも、コントラスト(明暗の差)に強いこのシーズンの特徴です。
ただし、これまでもお伝えしている通り、この定義はあくまで4つにタイプ分けをするためのもの。
この基準を軸として頭に入れておくことで、他店で診断を受けたお客様の「なぜ似合わなかったのか」という疑問に対しても、プロとして論理的な分析が可能になります。
※今回も「2つのうちならばどちらか」という大まかな概念として分かりやすくお届けしています。
私が普段採用しているグラデーションカラー診断ではもっと細かく分析していますので、ご了承くださいね。
2. ウィンターさんが持つ、色素質感
さて、ここからは私が普段呼び慣れている〝ウィンター〟と呼び方を統一して解説していきますね!
ウィンターの方が持つクールで洗練された雰囲気は、その方が生まれ持った「色素と質感」によるものです。「なぜその色が似合うのか」を紐解くポイントは以下の3つです。


- 肌:ツヤ感のあるピンク系の肌。肌はしっかり厚め。
- 髪:地毛は真っ黒、または赤みのダークブラウン。ツヤがあり、一本一本がしっかりとした髪質。
- 瞳:真っ黒や深い赤茶色。白目と黒目のコントラストがはっきりしていて、目力が強い。
白黒はっきりとしたコントラストのある色素や、ツヤのある質感を持っているからこそ、それに負けないビビッドな色や、シャープな色がよく調和します。


基本的に似合う色は「自分自身が元々持っている要素の延長線上にある」ものです。この「自分が元々持っている色素質感」を見つけることが、パーソナルカラー診断の魅力でもあります。
3. 現場で感じる「教科書にはないグラデーションの幅」
もちろん、すべてのウィンターさんが「教科書通りの色」が全て似合うわけではありません。
診断の現場に立っていると、ベースカラーにおいて似合う範囲がニュートラルゾーンにかかっていれば、ブルーベースにこだわりすぎず、とにかく「鮮やかさ(高彩度)」や「暗さ(低明度)」が最優先で、イエベ春の鮮やかな色やイエベ秋の暗い色も似合うという方もいらっしゃいます。
これこそが、グラデーションカラースケール®で見つけるパーソナルに特化した診断の面白さです。
全5回のまとめ:あなただけの「パーソナルカラー」を見つけるために
ここまで全5回にわたり、4シーズンの基本を紐解いてきました。
一言で〇〇タイプと言っても、ベースカラーがイエベ・ブルベの間にある「ニュートラル」な領域にかかっていれば、似合う色の特徴は本当に人それぞれです。
また、私自身がそうなのですが、イエローベースでも春秋中間のような人。
ブルーベースでも夏冬中間の特徴を持つ人もいます。
単に「どのシーズンか」という箱に当てはめるのではなく、グラデーションカラースケール®︎を用いて、ベースカラーだけでなく彩度や明度、清濁の幅を丁寧に測ること。それを行うことで、あなただけの「その人に似合う色の特徴」が確実に見つかります。
「4シーズンには当てはまらなかった」「本当に似合う色を詳しく知りたい」という方は、ぜひ一度、グラデーションの美しいドレープを体験しにいらしてくださいね!













